五行歌438

僕らの街にも

春一番やってきた

暖かな南風

まだ寒い日は続くけど

春に一歩近づいた

五行歌437

鯨は日本の食文化

その伝統と海洋資源を

まもるため

続けている調査捕鯨

いかなる妨害にも屈しない

五行歌436

僕たちは

寒がりだから

ひとりの夜は

人の温もり

恋しくなるよ

五行歌435

埃にまみれた

その街で

人々は必死に生きている

パレスチナの地に

真の自由と平和を

五行歌434

今地球上では

一年間に本州の三分の二ほどの

熱帯雨林が消えている

そしてそこに生けるものの

いのちを全て奪っていく

五行歌433

幼いあこがれは

儚く消えたけど

今でもその思い出は

この胸の奥で

かがやいてる

五行歌432

宗教が違っても

民族が違っても

みんな同じ

人間なのに

どうして仲良くできないの

五行歌431

うちのお正月は

おせちでもカレーでもなく

おでんだった

味がしみてて

心の中まであたたかかった

五行歌430

今日は

一年に一度のクリスマス

この日だけでも世界の全ての人々に

笑顔の花が咲くことを

願わずにはいられない

五行歌429

僕がもし死んだとしても

世界は何も変わらない

いつもどおりにまわっているだろう

だけど

悲しんでくれる人はかならずいるだろう